イクサラン:失われし洞窟の収録カード予想
巷では《魂の洞窟》が再録されるということで、スタン、パイオニアの部族デッキが強化されることが期待されている。
さらには、あのハリウッド映画『ジュラシック・パーク』とのコラボカードも収録されるらしい(例によって統率者でのみ使えるのだろうか?)。
そこで今回は、新セットにどんなカードが収録されるのかを予想していこうと思う。
1 そもそもイクサランってどんな次元?
イクサランは、2017年9月に発売された、『イクサラン』が初出となる次元だ。
大航海時代をモチーフとした次元であり、恐竜や海賊、マーフォークなど様々な種族が存在する。
そんなイクサランという次元は、当時のスタンダードでは目立った活躍をしたカードが少ないという印象だった。
当時のスタンダードはエネルギー系デッキがかなり強かったため、環境を動かすだけのパワーが足りず、あまりにもレアの内容が悪い意味でヤバすぎて当たりカードが《殺戮の暴君》と《暴れ回るフェロキドン》、《アズカンタの探索》くらいしかないという状況だった。
そのため、強いカード大好きなMTGプレイヤーにはあたり記憶にない次元かもしれない。
注目メカニズムは探検。ライブラリーの一番上を公開して、土地ならば手札に加えることができ、土地でないなら墓地に落とすかそのままにするかを選ぶことができる。墓地に落とした場合にはクリーチャーに+1カウンターを置くというもの。土地事故を回避しつつゲームをスムーズに進めることができるため、リミテッド、スタンダードともに重宝されたメカニズムである。
2 登場するカード予想
①探検能力を持つ機体
探検は、デッキトップが土地ならば手札に加え、そうでないなら墓地に落とすかどうかを決めることができる。墓地に落とす場合は探検を発動したパーマネントの上に+1カウンターを置く、という能力である。
したがって、探検能力を持たせることができるのはクリーチャーに限らない。機体や土地、プレインズウォーカーにだって+1カウンターは置けるので、探検を行う機体が出てもおかしくはないだろう。
②アゾールが管理する島(土地カード)
アゾールというスフィンクスは、かつてラヴニカのギルドパクトを務めたこともあるプレインズウォーカーである。
彼はギルドパクトとなったジェイスによって、「役立たず島」という何もない島を永久に管理することを命じられた。
その後、『機体兵団の進軍』統率者デッキにおいて、《エレンダとアゾール》として収録されているため、おそらくだがファイレクシアとの戦いを生き延びているのだろう。
それならば、イクサラン再訪時に彼を登場させてみるのも面白いかもしれない。
アゾール本人ではなくアゾールが管理している役立たず島が土地として収録されるかもしれない(起動型能力でスフィンクスの啓示を打つ土地とかどうかな?)。
③エルダー恐竜サイクルの再録
イクサランには恐竜が数多く棲息しており、その中にはエルダー恐竜サイクルと呼ばれる恐竜クリーチャーが6体存在する。
この内、赤を担当していたエターリだけはファイレクシアによって完成化してしまったが、他の5体についてはまだ生存している可能性が高い。
そこで、5体のエルダー恐竜が再登場するのではないか?
④プレインズウォーカーと英雄譚の両面カード
クリーチャーと英雄譚の両面カードは、『機械兵団の進軍』において収録された法務官が実装されている。
それならば、英雄譚とプレインズウォーカーの両面カードも実装することができるのではないか。
プレインズウォーカーの枚数は1セットに1枚になったので望み薄ではあるが。
⑤新しいマーフォークのロード
イクサランはマーフォークが棲息する次元であり、部族デッキの中でもマーフォークは強力な部類に入る。
スタンダードで青黒フェアリーが組めるように、マーフォークも組めるようになるかもしれない。
しかし、クリーチャーデッキを環境レベルのアーキタイプとするためにはロードクリーチャーの存在が不可欠であるから、イクサラン再訪に伴い、新しいマーフォークのロードが登場するのではないだろうか。
以上、5種類のカードを予想してみたが、果たして当たるのだろうか。